長男が2歳になった時から次男出産までの間、フルタイムのパートで働きに出ました。
しかし、頻繁に体調を崩す息子を夜遅くまで空いている小児科を探して通ったり、頻繁に病児保育を利用したり、私自身もかなりしんどい生活でしたが、息子にもかなり無理をさせてしまったと思います。

次男が生まれてから、また働きに出ようか迷いましたが、長男1人でも大変だったのに2人を預けて働く勇気がどうしてもでませんでした。

そこで、在宅でできる仕事を色々調べ、約1年在宅ワークで収入を得ることができました。
実際に在宅ワークをしてみて感じたことをお伝えしたいと思います。

在宅ワークについて

在宅ワークにも、直接会社に雇用されて在宅でお仕事する人もいれば、ネットで在宅ワークをさがしてマッチングサイトに登録している方など様々だと思います。

私もいくつかのサイトに登録しており、様々な仕事案件を見ながらどのサイトを利用するか悩みましたが、実際に1年間利用し続けたのはJOB HUB(ジョブハブ)というサイトです。

JOB HUBとは

パソナグループの株式会社パソナJOB HUBが運営しています。
派遣会社のパソナを知っていたので、安心感があり、登録してみました。

JOB HUBでは、やりたい仕事を見つけてエントリーするダイレクトマッチングとJOB HUBが請け負っている仕事のなかから条件が合うものを紹介してくれるアウトソーシングという2パターンがあります。

私はアウトソーシングを利用しました。

登録は面倒な方が良い??

JOB HUBに登録する際、名前やアドレスだけでなく、学歴や職歴を入力するのですが、アウトソーシングを利用するにはそれらのプロフィール項目をすべて入力しなくてはいけません。オンラインでの面接もありました。

「めんどくさっ!!」

と思われた方も多いと思いますが、実際仕事をしてみるとアウトソーシングはJOB HUBから仕事のオファーが来るので、フォローもしてもらえるし、だまされた…っていう心配もないし、安心して仕事に取り組むことができます。

最初の登録が面倒くさく感じますが、安全に長く在宅ワークをしていこうと考えるなら、最初のひと手間を惜しまず登録することが大事だなと感じました。

優良サイトにも怪しい案件はある

アウトソーシングを利用する前にダイレクトマッチングに出ている案件にエントリーしたことがあるのですが、報酬がまぁまぁ良く、内容も簡単なものだったのでエントリーしていました。
しかし、メッセージのやり取りの中で直接連絡先を聞いたり、外部のページに誘導するという禁止行為をしていることにJOB HUBの方が気づき、注意するようメールをくれました。
まだ仕事内容の説明を聞く前だったので何も被害はありませんでしたが、その案件はその後すぐ削除されていました。
きちんと管理されていて安心だなと思った一方で、優良サイトでも不審な案件はあるのだなと感じました。

在宅ワークのメリット・デメリット

子供の行事も体調不良もこわくない

やはり一番のメリットは、自分でスケジュールが組めるので学校や幼稚園行事も全て参加できたし、子供の体調不良も気を遣うところが無いので気持ちにゆとりができたことです。
会社勤めをしていて一番辛かったのは
「休ませてください」
「病児保育へ預けに行くので遅れます」
と上司へ連絡すること。これが本当に嫌で、毎日夜中に目が覚めては子供の熱がないかおでこに手を当てたり、少しコホンと咳をしただけでヒヤヒヤしたり…
病児保育へ預けてまで仕事に行っている事にも、遅刻している事にも、仕事を休むことにも罪悪感でいっぱいでした。

在宅ワークだと、急な行事も参加できたし、ちょっと体調が悪そうだなと思ったら休ませて家で様子を見れたし、お休みした日も寝ている間に横で少し仕事を進められたり、子供のペースに合わせて仕事ができます。

自分のペースでできる

仕事内容にもよると思いますし、上記の内容と被るところがありますが、自分のペースででき、子供の行事や自分の用事の予定を見ながら自由にスケジュールが組めるのは本当にありがたかったです。

家での作業は誘惑がいっぱい

デメリットになりますが、家で作業をしていると、家事が気になってしかたない…
働きに出る場合は、家事をできる時間が限られているから区切りを付けられるけれど、在宅だとあれこれ気になってしまいます。
それから、友達からの急なお誘い。仕事に出ていれば断らないといけないけれど、在宅だと自分でスケジュール調整できるから友達と会いたくなってしまうのです。

在宅は子供を預けられない

これはメリットでもありデメリットでもあるのですが、
在宅ワークでは親が家にいるので、小学生の児童クラブが利用できません。(私の住む地域では)
幼稚園は私立なので預かり保育は利用できるのですが、在宅ワークの収入では預かり保育の料金を払うと何のために働いているかわからないくらい手元に残るお金は少なくなります。
なので、長期休みの間は、リビングで小学生の長男に宿題をさせながら、幼稚園の次男を遊ばせながら…という落ち着かない環境での作業になります。
でも、預かりのお金をかけずに働けるというのは、視点をかえればメリットともいえますね。

在宅ワークを辞めた理由と感想まとめ

約一年、在宅ワークで働きましたが、その後はパートで働きに出ました。
理由はもっとたくさんのお金を稼ぎたかったことと、次男が4歳半だったのでそろそろ短時間のパートなら大丈夫かなと思ったからです。
単純な入力作業やデータ取得作業など、誰でもできる作業しか私はできないので、そういった仕事になるとやはり在宅は単価も低いですし、拘束時間の割にはあまり稼げませんでした。
育児を中心に、収入はお小遣い程度に。と考えるなら、本当に良い条件だったと思います。

育児中、在宅で継続してお仕事を頂けるのは本当にありがたいことです。
パートで再び社会に出て、毎日バタバタした生活を送り、子供の体調にハラハラしたり、子供の行事に参加できない事もあったりすると、やはり在宅は良かったなと思います。