今年10歳になった長男。
毎年受けている心臓の検診へ今年も行ってきました。

心室中隔欠損症の完治

昨年の検診で心室中隔欠損症の穴が見えないと言われ、1年後(今回)の検診でも見えなければ完治となるという事を伝えられていました。

今回の検診でも穴は見当たらず、『完治』となりました。


8歳の検診で
「まだ塞がる可能性はありますか?」
という質問に先生は
「この年齢で塞がることはほとんどありません。私が診てきた患者さんには1人もいないです…。」

そう言われていましたが、その1年後に穴が見当たらず先生もびっくり!笑
昨年(9歳)の検診記事はこちら
心室中隔欠損症9歳で塞がった!?

5歳検診記事はこちら
心室中隔欠損症検診日でした


歯科治療など、麻酔を使う前は抗生剤の服用が必要になるので注意するように言われていましたが、心室中隔欠損症が完治したことで、この注意事項は無くなりました。

意外と多い!卵円孔開存症

今後は卵円孔開存症の経過観察で通院することになるのですが、1年に1回の通院から3年に1回の通院になりました。

この卵円孔開存症について、今回先生が詳しく教えてくれたのですが、実は見逃されている人も多く、成人の2割~3割がこの卵円孔開存症だと言われているそうです。

卵円孔開存症とは

卵円孔開存症とは、右心室と左心室の間の壁に開いている穴で、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる間は機能している器官なのですが、産まれて半年以内には自然に塞がるものです。

しかし、塞がることがなく、開いたままになっているのが卵円孔開存です。

卵円孔開存症は脳梗塞のリスクが高まる!?

この卵円孔開存症が、脳梗塞のリスクを高めるとして、近年注目されているそうです。

静脈から流れてきた血栓が、この卵円孔の部分から動脈へ入ってしまい、血栓が脳へ行ってしまったときに脳梗塞を起こすことがあるのだとか…

若くして脳梗塞を起こした患者さんを調べてみたら、卵円孔開存が見つかった…
というパターンがあるそうです。

幸いにも症状は軽いことが多く、ほとんどの人は後遺症も残らない程度だそうです。

そのため、卵円孔開存は治療を急がず、このような脳梗塞等の症状が出てから、治療するかどうか考えていくのだそうです。

今後の生活

幸い、心室中隔欠損の穴も小さく、投薬や運動制限も無かったし麻酔を使うことも無かったので、特に生活で変わるところはありません。

3年に1回、卵円孔開存症の検診へ通うことになります。

卵円孔開存が塞がることはあまり期待できないけれど、医療は日々進歩しているので新しい治療や考え方をしっかり聞くためにも、今後も親子で通院がんばります!!